【自分が実際に体験した、部下や後輩を育てる為に絶対必要なスキル3選】

皆さん こんにちは

 

 

 

TMK studioのToMoKiです。

 


今回、お話するテーマは

【部下や後輩を育てる為に絶対必要なスキル3選】です。

 


なぜ今回このテーマをお話ししようと思ったかと言うと、

 


今まで自分はいくつかの会社で正規社員としてい働いてきましたが、上司との関係が上手くいかず苦労することはあったのですが、逆に部下や後輩との関係に苦労したことはありませんでした。プライベートで食事に行ったり、遊びに行ったりと割と後輩と一緒にいることが多かったのです。

 


そんな時、今の職場で自分が上司からのパワハラが原因でうつ病と診断をされた時に、ふと思ったことがありました。

 


今の上司に対して

『この上司は絶対に人を育てられないんだろうな』

『部下から尊敬される事は無いんだろうな』

 


今までそう思う人と出会ったことはあったのですが、どういうところが悪かったり良かったりとあまり考えてきたことがありませんでした。

 


ということもあり、どういう人が今の社会で人を育てられる上司なのだろうかと、今になってじっくり考えることができたので、良ければ皆さんの参考になればと思って投稿しようと思いました。

 


あくまでも、これは自分の実体験を元にした個人的な意見ですので、ほかに意見がある方もいらっしゃると思いますが、気になる方は、是非最後まで読んでいってください。

 

 

 

まずは【相手のことを理解しようとすること】

 


これは、自分が部下の教育や後輩との会話の中で1番大事なことだと思っていることです。恐らく、大半の上司や先輩の立場にあたる人で、嫌われていたり、苦手意識を持たれている人は確実にこのスキルが足りないのだと断言できます。

自分が信頼できる人、信頼できない人を見ていくと、このスキルがあるかないかで大きく違います。

 


ではどんなスキルなのか説明していきます。

 


簡単に言葉で説明すると。

部下や後輩から、

この人は自分のことをよく見ている。

この人は自分のことをよく理解している。

と思われる人のことを言います。

 


具体的に言うと、

常日頃、ほとんど会話がない人に

『お前はもっとやればできるはずだ』

と言われた時、皆さんならどう思いますか?

 


自分の場合は

『普段はまともに話してないのに、俺の何が分かるの?』

『何もわかってない人の言う事に説得力なんて無いよね』

『口ばっかで分かった気になってんじゃねぇよ』

と思います。

ですが、逆にこれが、自分のことを常日頃から理解しようとしてくれている人であれば言い方も変わってきます。

例えば

『お前はもともと、〇〇なことが得意なんだから、普段からそこを狙ってもっと頑張ってみろよ』

『お前のいつもそういう努力してるとこちゃんと分かってるから、自信持って頑張ってこい』

この二つの言葉のニュアンスから皆さんは何か感じるものはありませんか?

 


そうです。

『この人自分のこと見てるな。分かってくれてるな』

という気持ちになることです。

 


人は自分のことを理解してくれる人を信頼するものだと自分は思っています。その為には常日頃から会話や体調などを見て気になったことを、よく話す必要があるのだと思います。そして相手に『見られている。理解してもらっている』と思ってもらうことが大切なのです。

 


要するにコミュニケーションが取れない人は上司や先輩として失格であるということです。

相手のことを理解しようとしない人に、指導や教育というのはまず不可能であると考えてください。

 


人を採用する際にコミュニケーションに関する問いかけをする企業があると思いますが、その企業の上司に当たる人たちはこのコミュニケーションが取れていますか?

 


いくら優秀な若い人材を採用できたとしても、その才能を発揮させられない上司と言うのはこういうスキルがない人だと自分は思っています。

 


地道な努力ではありますが、

これが上下の関係を強くし、

若い才能を開花させる為には絶対必要であると、

自分は思っています。

 


まずは毎日の日常会話から見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 


次に【理論的な説明や個人的な意思の強さを付け加えて話す事で相手を納得さられること】

 


これは上下関係の考え方の古い体質な人や企業はできていない人が多くいると思います。

 


簡単に言葉で説明すると、

上司の自己都合で何の説明も無くヤレヤレ言うだけの人ですね。

 


この事に関しては自分の過去の体験談をお話します。

 


自分は過去に海外からの実習生を3人、

部下として預かったことがありました。

 


そしてある日、

自分は残業時間の件でこの3人と言い争いになりました。自分は立場上、会社から厳しく残業時間に関して言われていたため、設けられた上限のある残業時間以内の残業しかその3人に認めてあげることができなかったのです。

しかし、彼らは日本の法律や会社のことを何も知りません。

ただ、国にいる家族にお金を送るために、たくさん稼ぎたいと思っていただけなのです。

自分は日本語の通じない彼らに対して、なんの説明もしようとしませんでした。そうです。説明をせずに、ただヤレヤレとしか言っていなかったのです。その結果、言葉の壁が原因で伝わらない事にお互いにイライラし言い争いに発展しました。

 


翌日、自分は3人を呼び出し頭を下げて謝罪をし、

日本語で説明をしました。

全て伝わった訳では無かったと思いますが、

3人に伝わる様に言葉を選びながら説得をしました。

 


自分も3人の気持ちがわかること。

自分ももっと働いてたくさんお金が稼ぎたいこと。

会社と国にルールがあってそれが簡単にできないこと。

 


2時間くらい時間がかかったと思いますが、必死に訴えました。この時に自分が意識したのは筋の通った理論的な伝え方をして納得させること。そして、自分は彼らと同じ気持ちであることを伝えることでした。

そして、そのことを理解をしてくれた彼らは、

すみませんでした。

あなたを信じて頑張って働くのでお願いします。

なるべくたくさん稼がせてください。

と頭を下げてきました。

 


伝え方ひとつで日本人じゃなくても、

押し付ける訳ではなく、納得させることができるのです。

 


これはあくまでも自分が体験した、

海外から来ていた実習生とのお話です。

 

 

 

では、同じ日本で働いている人に対してはどうでしょうか?

 


『いいから言われた通りにやってれば良いんだよ』

『屁理屈ばっか言ってないで手を動かせ』

 


こういう発言してる人を見たことありませんか?

 


この発言、どんな時に出るセリフか皆さんは分かりますか?

答えは、部下が上司に言われたことに納得出来ず、反論をした時に、そのことに対して面白くないと思った上司がよく言うセリフなんです。

 


ハッキリ言います。

納得のできる説明のひとつも出来ないなら部下はもてません。精神論でついてこいと言う上司の時代は既に終わっています。そして、そういう上司をカッコいいと思ってくれる部下は今の時代には居ません。

 


ついてきて欲しい。

一緒に頑張ってほしい。

そう思っているのであれば、まずは自分の意思を伝える力を勉強してください。そして説明して納得がさせられないことを部下にやらせないこと。元を辿るとそういうことは引き受けないことをオススメします。

それでも、どうしてもやらなければいけないのであれば、頭を下げて頼むことです。誰もそんな上司をカッコ悪いとは思いません。文句こそ言われるかもしれませんが、それも必要なコミュニケーションになるはずです。

そして、そういう上司の姿は部下の記憶に残ります。

尊敬されるというのはこういうことでは無いでしょうか。

 


小さな事の積み重ねが意思を伝える日常に繋がっているのです。

 

 

 

最後に【結果に対して一緒に考えて否定をしないこと】

 


何をやるにも必ずつきまとってくるもの。

それは結果です。

 


そして、

良い結果であろうと、

悪い結果であろうと、

解決策を一緒に考えていくことが大切です。

 


まず、勘違いをしないで欲しいことは、

大前提として、まずは自分で考えさせること。

という考えは指導や教育において必要だと思います。

 


しかし、部下や後輩が考えて出してきた答えに対して否定をしてはいけないということです。

部下や後輩が出してきた答えが、自分の思っていたことと違うことがあるかもしれません。

ですが、それはその人がその人なりに頑張って頭を使って考えて答えを導き出してきているわけであって、それはその人なりの答えである以上は絶対的な間違いではないのです。

 


それに対して、

『それは違うよ』

と否定してしまえば、

 


部下や後輩からしたら

『分かってたなら先に教えてくれれば良かったじゃん』

『俺が考えてた時間は無駄だったじゃん』

となってしまいます。

 


そして、その関係を続けていくと、

『どうせ俺が言ったって上司の意見を押し付けられるだけだろ』とだんだんと個人で考えることをやめてしまい、会話がなくなり、言うことに対してやらされている感が出てきてしまい、自分が話す事に対しての部下からの興味が薄れていってしまうでしょう。

 


そうではなく

『そっか。お前はそういう風に思ってたのか。それは俺も気がつかなかった。でも実は俺が思ってたことはそうじゃないんだよ。俺は、、、、』

というだけで、印象が変わりませんか?

聞く側の部下からしても、上司はこういう風に自分対して思っていたのか。と自分とは違う考え方に対して興味を持って聞くようになると思います。

人間なので考え方や認識に違いがあるのは当たり前なのです。それを否定して上司や先輩が無理矢理に意見を押し付けていいわけではありません。

 


もし、それをやってる人がいるのであればその人に是非問いたい。

『あなたは神様なのですか?』

『あなたが言うことが全て正解なのですか?』

人は一人一人に主張をする権利や考え方を持つ権利があるはずです。それを否定するという事であれば、その上司や先輩は嫌われる覚悟をした上で否定し続けてください。それはその部下や後輩からと言うことではなく、人として嫌われる覚悟をしてください。自分の都合の良い時だけ肯定しないでください。ただそんな人の言うことをいずれは誰も聞かなくなるでしょう。

 


否定して自分の意思を押し付けるのは簡単です。

ただし、否定をされた側からすると自分の考えを否定されたのではなく、自分自身のことを否定されたのと同じような感覚になります。普通そんなことしたら誰だって嫌な思いをしますよね。

そんな時に上司から、

もしいいアドバイスをされたとしても、

いい教え方をされたとしても、

聞いてもらえるわけがないんですよ。

 


まずは、自分からそういう考えもあるんだという風な柔軟な受け止め方を覚えてください。

重要な事なので再度書きますが、人は一人一人考え方や主張したいことが違うんです。それを理解しようとせずに否定をすれば、あなたの話は聞いてもらえなくなるでしょう。

 


そのことに気をつけながら一緒に答えを模索していくことが大切なのです。

 

 

 

いかがだったでしょうか?

皆さんの意見はどうですか?

自分と違う点はありましたか?

 


自分は人を育てることと、

誰かに信頼されることは、

イコールになっていると思っています。

 


上司の立場である人には一度はこのことをよく考えてほしい。そして、より良い部下との関係をつくっていってほしいと思います。

 


そして、パワハラや嫌がらせなどで、

ストレスを抱えてうつ病になるなんて

若い人が少しでも減ってくれたらと思っています。

 


最後まで読んでいただきありがとうございます。

また気になることがあれば投稿しますので、

是非また読んでください。

 


では、また。

 


ToMoKi

Main:TMK studio

https://twitter.com/tmk_studio?s=21

 


Sub:TMK studio blog

https://twitter.com/tmkstudioblog?s=21